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法学部とのかけ橋BRIDGE TO THE FACULITY OF LAW
法学部とのかけ橋
法学部長・法学研究科長からのごあいさつ
2020年00月00日
2022年3月 政法会会員の皆様へ 法学部長・法学研究科長2022年03月25日
ごあいさつ
法学部・法学研究科長 梶山 玉香
いつも、法学部・法学研究科に対して多大なご支援を賜り、誠にありがとうございます。
3月20日、法学部は、879名の卒業生(早期卒業は41名)、法学研究科は、 博士課程(前期課程)38名、博士課程(後期課程)1名の修了生を送り出しました。早期卒業者のうち、19名は、2020年度に設置した「法曹養成プログラム(法曹コース)」の1期生です。
この2年、卒業式・学位授与式は中止(2020年)や京田辺・デイヴィス記念館での開催(2021年)でしたが、今年は、いつもどおり、今出川の栄光館で行われました。学位記も、コロナ禍前と同じく、ゼミ担当者等から直接、手渡すことができました。残念ながら、政法会による成績優秀者表彰式等は今年も実施できませんでしたが、少しずつ、元に戻りつつあることを実感します。
さて、卒業生・修了生のみなさん、このたびは、おめでとうございます。
みなさんの大学生活の半分、早期卒業の方では実に3分の2がコロナ禍のもとにありました。
キャンパスに入ることすらできなかった2020年の春。
その後も、勉学、課外活動、アルバイト、留学、就職活動等、あらゆることが制約を受けました。対面授業が再開しても、あのM21の定員がわずか214名という状況のなか、すべての授業を対面にはできません。大規模授業の多い法学部では、低学年科目の対面実施を優先しましたので、「2年間、ゼミと語学以外は、オンラインだった」という人も少なくないと思います。
「どうして、こんな目に」と悔しい想いがあるでしょう。
今、みなさんが感じていることを忘れないよう、ぜひ、書き留めておいてください。とりわけ、未曽有の事態を前に、世の大人たちが何をし、何をしなかったかの一部始終を見た経験は、今後、さまざまな形で活かせるのではないかと私は思います。
みなさんの今後のご活躍を期待しています。
3月末をもちまして、私の任期が終了いたします。波瀾万丈、異例ずくめの2年間でした。
この間、政法会には、コロナ禍による学生の負担を軽減すべく、レジュメ等の印刷費につき、追加の援助をいただきました。心より感謝申し上げます。
次年度の教室定員は今年度より若干緩和されるものの、M21の定員はまだ393名、平時の半分以下です。ただ、多くの人の理解と協力のもと、法学部のほとんどの授業を対面で実施する目処がたち、うれしく思っております。
法学部教員として、また、一卒業生として、政法会の益々のご発展をお祈りいたします。