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同志社との縁2025年07月04日

長年勤めていた会社を65歳で退職した2022年に卒業年別同窓会(昭和55年)のお世話役を初めてさせていただいたことから、
同期のお世話役に政法会の役員にならないかと誘われ、今年(2025年)から政法会の広報委員を務めさせていただくことになりました。
また、前回に引き続き今年(2025年)の卒業年別同窓会(昭和55年)のお世話役もさせていただきます。

大阪の公立高校から同志社に入学し大阪の実家から片道1時間半かけて通学していたこともあり、
学生時代はクラブやサークル活動とも無縁で、アルバイトもすべて大阪でという私にとって大学で過ごす時間は限られたものでした。
また、所属していたゼミの担当であった宮井忠夫先生が4回生の秋に亡くなったこともあって大学に拠り所はなく、
卒業後は母校に行く機会もないままに長年過ごしていました。

ところが、卒業してから10年以上経た頃からだったと思いますが
宮井ゼミの卒業生によるOB会が先輩の皆さんのご尽力により数年おきに開催されるようになりました。
私も同期からの誘いもあって出席するようになり、いつしか宮井ゼミOB会のお世話役をするようになったことから
卒業年別同窓会のお世話役、政法会の役員へとつながっていきました。 

思えば卒業後も大学同期との個人的な友人関係は続いていましたが、
このように政法会や同窓会のお手伝いをすることは同志社に何の拠り所もないと思っていた私にとって
考えてもみなかったことでありました。
同志社との縁がどこでつながっていたのかと改めて考えてみますと、1回生の法学概論でたまたま故宮井忠夫先生のクラスになったことと、
その後宮井ゼミに所属したことです。
卒業後も宮井ゼミ同期との個人的なつながりから宮井ゼミOB会に関わるようになり、
また卒業年別同窓会、政法会と同志社との縁が深まっていきました。

改めて振り返ってみれば、一人の先生との出会いが同志社との縁をここまでつないでいただいたていることに深い感慨を覚えますとともに、
微力ながらこれから少しでも母校のお役に立てればと思います。 

昭和55年法律学科卒業 松﨑一郎